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油膜法による分子の大きさの推定

油膜法による分子の大きさの推定

オレイン酸を水面に滴下して単分子油膜を形成し、面積を測定することで分子の直径を推定する

方眼紙(2cm × 2cm)リコポジウム粉末を水面に散布済み

実験コントロール

オレイン酸アルコール溶液の濃度1:10000
1:1000001:1000
1滴あたりの溶液体積0.05 mL
0.01 mL0.10 mL

実験手順

  • ① オレイン酸アルコール溶液を調製する(濃度既知)
  • ② メスシリンダーで一定体積の溶液を量り取る
  • ③ 水面にリコポジウム粉末を薄く均一に散布する
  • ④ 溶液を1滴、水面に静かに垂らす
  • ⑤ 油膜が安定したら輪郭をトレースする
  • ⑥ 方眼紙を使って油膜の面積を計算する

原理の説明

d = V / S

オレイン酸分子は球形であり、水面上に密に並んだ単分子層を形成すると仮定します。油膜の厚さが分子1個の直径 d に等しくなります。純オレイン酸の体積 V と油膜の面積 S がわかれば、分子の直径 d = V / S で求められます。測定される分子直径の大きさのオーダーは通常 10⁻¹⁰ m です。

実験のコツ

• リコポジウム粉末は均一に散布し、厚くなりすぎないようにする

• 溶液を滴下するときは静かにゆっくりと行い、水面に飛沫が立たないようにする

• 油膜が完全に展開して安定してから輪郭をトレースする

• 不完全なマス目は半マスとして計算する